YNSA®・神経促通運動療法・在宅リハビリ支援・各種保険取扱い・生活保護

私が麻痺治療にこだわるわけ

 

 私は、小さい頃から怪我ばかりしてきました。手術が必要な大きな怪我も一度や二度ではありません。

 高鉄棒から落下して、肩関節脱臼骨折と手首を骨折し、肩関節は手術しワイヤー固定、半月板の関節内視鏡手術や、小学2年には、学校敷地内で、教員の車に轢かれて左足骨折などなど。

 一番大きな手術では、左前腕の骨を切り、骨に大きな器具を埋め込み、骨の間を広げたままにしておき、1日ごとに1mmづつ広げていくという治療を受けました。この手術と治療の後遺症で、今では麻痺という感覚はなくなりましたが、当時は疼痛、痺れと運動麻痺があり、日々リハビリを受けていました。痛みと動かないもどかしさで泣いていたのを覚えています。未だに手の内返しが十分ではありません。これが私の原点になっています。

 

 前述の経験のせいか、高校卒業後、整体学校に2年間通い、その後、介護福祉職につきました。

 脳性麻痺、頸髄損傷、片麻痺、後縦靭帯骨化症、筋ジストロフィー、重度リウマチ等。

 

 関わった多くの利用者さんは、障がいに伴う身体の症状を緩和するために、リハビリを受けている方が大勢いました。病院に通っていたり、訪問リハだったり。ですが、リハビリなどを受けている多くの方は、「効果があるか分からないけど、なにかやらないとなんとなく不安」という理由でリハビリを受けていました。私自信「??」と思いながら仕事を続けていました。

 

 そんな「?」マークが浮かびつつ仕事をしていたある日、右片麻痺のYさんという利用者さん宅へお邪魔した時のこと。

 

 座卓の右側にある電話が鳴りました。Yさんは電話を取ろうとしません。

 「なぜ電話に出ないのですか?」と私の問いに、

 「腰が痛いからねじりたくない」とYさんは答えました。

 身体の右側に電話があるため、身体をひねって左手で電話にでなければならなかったのですが、腰痛のため、腰をひねることができなかったのです。

 

 Yさんはまるで三角巾で腕をつったままのような状態の右腕をしていました。そして、昔からの腰痛も重なり、体調が悪いときは車椅子での生活を強いられていました。ご家族はなく、デイサービスでのおしゃべりと、相撲観戦が唯一の楽しみ。

 

 私は、やることもなくなったので、右肩痛くなければちょっと電話取る練習してみませんか?と提案してみました。整体の専門学校に通っていたという自信過剰だったせいか、あまり深く考えずに思い付きでした。

 

 腕が挙がらなくても、肩甲骨で上腕を挙げられればなんとかなるんじゃないか?と普通に思っただけだったのです。時間にしたら15分くらいだったでしょうか?肩甲骨を全体的に把持し、反対側の手で上腕を支え、痛みがでないよう確認しながら、膝から電話まで肩甲骨の運動ををひたすら反復したのです。

 すると、受話器を手にを取るまでは至らなかったのですが、受話器を引っ掛けて、足元に落とすことができるようになったのです。これで電話に出ることができます。

 

 Yさん涙声。

 「なんだか知らんけど、とてもうれしい」

 「いつもトイレのついでに留守電聞いてたんだ」

 

 私もつられて涙声。

 「そんな大げさな」

 

 Yさんとのこの出来事が、私が改めて治療家を目指すきっかけになり、同時に、麻痺や障がいがあっても、身体の状態や生活をよくするために、何かできることが必ずあるはずだと強く思えるようになりました。

 また、実際に、施設などでの現状維持のためのリハビリに専念して数年経過している方でも、ヘルパーさんや治療院などの施術やアイデアで身体機能が改善している人は多くいるということも知ることができました。そういったお話の中で必ずといっていいほど出てきたのが、「鍼灸」という存在でした。

 

 Yさんも好きだった鍼灸の道を志すのに迷いはありませんでした。専門学校に入学したのはYさんとの出来事の2年後、私が31歳の時でした。勉強していく過程で、中枢性麻痺に効果が高いとされている手技の文献や映像を片っ端から集め、また、実際に臨床で応用している治療院などへも足を運びました。

 中枢性疾患に対する鍼灸療法は賛否両論あるのは事実です。しかし、伝統鍼灸文献や世界保健機関(WHO)鍼灸適応表、数ある症例報告などで中枢性麻痺疾患に対する著効・有効は多く目にすることができます。この著効・有効に後押ししてもらい、専門学校在学中もぶれることなく、麻痺のための鍼灸療法を勉強しつづけることができました。

 

 そして35歳のときに、障がいを持っている方のための治療院、クローバー鍼灸院を開業しました。

 

 介護福祉職ではなく、治療家として、障がいを抱える方に関わることができるのはとてもうれしく、また、非常にやりがいを感じています。

 特にうれしく思っていることは、介護で関わっているときとは別次元で障がいと向き合うことができるようになったこと(維持ではなく改善を目標とすることができる)、鍼と灸を使えるようになったこと、身体を本格的に勉強したことで、さらに治療の発想が生まれること、患者さんと一緒に身体の変化を喜べるようになったことがとてもうれしいです。同時に、もっと良くしたいという思いがとても強くなっています。

 

 障がいを良くしたい。麻痺疾患を改善させたい。この思いで修行を積んできて、現在辿り着いたのが、

 

 YNSA(頭鍼)+反射作用を利用した神経促通自他動運動療法です。

 

 特に脳梗塞後遺症による片麻痺、脳性麻痺には効果は絶大だと自負していますが、この手技は私の努力でもっと良くなるはずなんです。私が未熟なせいで、この優れた手技が生かしきれていないと感じることもままあるので、これからも修行を怠らず、もっともっと進化させ、片麻痺などの運動麻痺患者様のお役に立てるよう精進して参ります!

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クローバー鍼灸院 

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脳卒中後遺症・脳性麻痺専門治療院
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