更年期障害2【ホットフラッシュ、多汗対策】

2019年01月07日

突然カーっとなり、汗が大量に出てきて困る…。やたらと後頭部から汗が出てくる…。

更年期障害に代表する症状の一つです。ホットフラッシュ。


動悸感や拍動が気になるという方もいらっしゃいますが、大抵の方は汗が出るのが恥ずかしいから困ると訴えられています。特に、人前で急になるのが困るのですね。

周囲の人に更年期と言っている人は、多汗、ホットフラッシュがあっても期間的に短くなる傾向にあります。

重度傾向の人は、サプリや薬に頼っていることが多く、運動をされていない方が多いようです。


予防法、軽減法はパニックや鬱と同じ


汗が出てしまっているその時に、汗を引かせる、汗を止めることはほぼ不可能です。

どうしてもという場合には、ブラジャーをきつくしてみるという手もありますが、かなりきつくしないと効果が表れにくい事と、下着の位置が低い方などはあまり効果的ではない事、下着が痛む事などからあまりお勧めはしません。

えー…っと言われるかも知れませんが、本当に短期間で軽減、消失させるためにはやはり運動です。


強度は高めが効果的


息切れするくらいの強度が高い運動を週に2回するのがお勧めです。

できれば有酸素運動と、筋トレを交互に90分程度行うのが理想的です。今はやりのズンバや、ダンス、水泳などと、下半身を中心にした筋トレが良いと思います。

強度を高くする理由としては、急に来るホットフラッシュや動悸の場合には、呼吸と心拍のバランスが取れていないことが問題となります。

自律神経系の症状でお困りの方で、ヨガや瞑想などをしている…という方がいらっしゃいますが、改善したという方は少ないのが現状です。


交感神経を逆に上げてあげる


TVや雑誌、ネットでは深呼吸でアクセル神経と言われている交感神経を鎮め、リラックス神経である副交感神経を高めましょうと言われています。

ですが、日中に副交感神経が優位になることはそうありません。食後や排せつ後、休憩時など割と限定的になると思います。いわゆるホッとするひと時を上手に作れなくなってしまうことが問題なのです。

ストレスや運動不足では、交感神経が働きすぎてしまい、副交感神経が働くべき時にうまく機能していないのです。

交感神経をより機能的に働いてもらうためには、強度が高い運動を定期的に行う必要があります。強度が高い運動を行っている時には、ノルアドレナリンという神経伝達物質が放出されることが分かっています。

ノルアドレナリンは交感神経を働かせる作用があり、心拍と血管の拡張作用があるとされています。

また、強度の高い運動時には、ノルアドレナリンだけでなく、ドーパミン、セロトニンという、俗にいう幸せホルモンという物質も同時に出てくるのです。


身体に負荷をかけると自律神経が整いやすくなる


要約すると、更年期障害、ホットフラッシュ、多汗の予防、軽減には強度の高い運動を週に2回程度することとなります。

ホットフラッシュ、多汗それぞれ交感神経の働きすぎということは前述の通りです。

痛みや身体の不調は、交感神経、副交感神経それぞれが働きすぎの時に目立ちやすくなります。

しっかりとした運動を定期的に行うことにより、ドーパミンなどの神経伝達物質を出してあげることで、脳が「快」の状態になりやすくなるので、自律神経も整いやすくなります。

自律神経が整っているときには、痛みや身体の不調が目立ちにくくなるのです。もっと言ってしまえば、自律神経がしっかり働いていると、脳が安心して過敏にならないということでもあると考えています。

脳科学的に、不快の症状や状態ほど印象が強烈なので、フラッシュバックといいますか、脳が自分で症状や状態を再現してしまうのです。

ですから、運動で出さなくてはいけないホルモンをしっかりと出し、自律神経が整いやすい状況を自分で作り出してあげることが肝要なのです。