片麻痺 歩くのが早くなっても回復とは関係ない??

2018年06月29日

スピードを落として感覚を養う

みなさんは歩くスピードはどのくらいでしょうか?片麻痺の方でも歩くスピードは様々です。

リハビリなどで、何メーター何秒で歩けるようになったなど、お聞きすることがありますが、目安にはなるかもしれませんが、上達には結び付きにくいと考えます。

スピードを早くするためには、共同運動のまま歩くことになる可能性が高く、膝は伸びたまま、ぶん回さないようにするため、健側をややつま先立ちにして歩くパターンになることが多くなります。

これでは、共同運動を強め、代償姿勢の強化になってしまうことになるのです。ですので、早く歩く練習をしても、「麻痺が軽減した」ことにはなっていないのです。

どうしても急がなければならない場合には別ですが。

リハビリで歩く練習をする時には、なるべく自分の身体と会話できるようにするため、ゆっくり行うのが良いのです。

重心、歩幅、目線。

気にする順番としては、

① 重心

② 歩幅(左右均等)

③ 目線

です。重心は前後左右の中心に置きます。歩幅は、「麻痺側の足を出せる分だけ、健側を出す」です。

重要なのでもう一度。

「麻痺側の足を出せる幅だけ、健側の足を出してよい」のです。

重心を気にしながら、歩幅を均等に出せるようになってきたら、いよいよ目線を上げてみます。

最初は、3歩程度前を見て、数歩歩いてみます。慣れてきたら、5歩前、10歩前とだんだん目線を上げてみます。

慣れていない状態で、無理に目線を上げて歩かないでください。たまにいらっしゃるので。十分気をつけて練習してください。

どうしても目線があげられない方は、まずは落ち着いて「立つ」練習から始めてください。

ちゃんと「立つ」ことができないと、歩けないのですから。