片麻痺 クロートゥ対策

2018年08月03日

いわゆる巻き指ですね。


クロートゥ、ハンマートゥなど、曲がってしまっている関節によって呼び名が変わります。

が、ここでは巻き指と呼ぶことにします。

巻き指の大きな原因の一つに、麻痺足の伸筋共同運動が強く働いている可能性があります。

足をピーンと伸ばしてしまうことですね。


巻き指があっても不便がなければ良いのですが、膝の過伸展、内反、クローヌス、股関節痛などが出やすくなりやすいので、軽減できればしておいた方が良いですね。


実は、巻き指だから上記の状態になりやすいということではなく、上記の状態は全部セットなのです。

足首が内反なのに、指だけ反っているということはほとんどありませんし、バックニーだけど、指が反っているということもありません。


重心を見直してみましょう


巻き指をはじめ、バックニー、内反などが出やすい方は、ほぼ前重心になっています。高齢であればあるほど、上体が前のめり傾向が強くなります。

一般の方でも、足の指を見るだけで、前重心か、後ろ重心かわかります。


片麻痺の場合には、前重心と歩幅の不均等も原因の一つと言えます。

麻痺足をできるだけ前に出しておいて、健側足を引き付けるか、麻痺足を杖のように使って、健側を出しておいて、麻痺足を引き付けるかどちらかなのです。


以外と骨盤のゆがみは言われることが少ないのですが、足を左右不均等に使っていると、骨盤が曲がった状態、ねじれた状態のまま生活していきますから、付着している筋肉もねじれに伴って緊張していきます。


まず、顔を上げましょう。

身体の感覚のみで、しっかり立つことを意識しましょう。そして鏡で左右前後のバランスを目で確認します。

自分ではしっかり立っているつもりでも以外とどちらかに寄っているのが分かると思います。

前後のバランスは人に見てもらうと良いでしょう。


しっかり立てましたか?

それではほんの少しだけ膝を曲げてみます。膝が曲がっているか曲がっていないかわからないくらい微妙な感じで十分です。

そして再度重心の確認を身体で行います。


次にそのまま左右に少し揺れてみます。

安全には十分配慮してください。


左右均等に使えてないと感じる方が多いと思います。

感覚が鋭い方は、落ち着いて立つだけで、腰が気持ち悪いと感じるようです。


落ち着いて立ってみて、膝を軽く曲げてみて、少し左右に揺れてみる。


左右の揺れを利用しながら、柔らかく、少しづつ歩いてみます。歩幅は狭くて構いません。

巻き指、バックニー、内反などはどうですか?そりゃゆっくりなんだからできるよ。という方は、いままでのプロセスを少しづつ練習すれば克服できそうですよね。


ちょっと麻痺足を上げてみただけで、内反、巻き指がでるという方は、厚いすべりにくい靴下をはいてもう一度チャレンジ。それでもだめなら太ももの裏の筋肉を鍛えることから始めましょう。

伸筋共同運動が強い方の一番の弱点は、ハムストリングなのです。

伸筋群に負けないくらい強いハム、随意性の高いハムにしてから、再度立位トレーニングをしてください。


少しでも皆様のお役に立てますように。