片麻痺 腕の回旋。あんまり気にしたことないでしょ?

2018年07月14日

腕。どんなふうに挙がりますか?

丁度よい画像がありました。

片麻痺の方の多くは画像のように、腕を内旋させながら挙げていくことが多いのです。前へならえのように、前にあげるとなるとより内旋が強くなってしまい、結果挙げずらいのです。挙がらないのです。


いや、おれは前へならえできるぜ。というあなた。

手のひら下向いてませんか?肘がきちんと伸びていますか?手のひらを上に向けることはできるでしょうか?


では、仰向けに寝てやってみましょう。弛緩型の方で、麻痺手のみで挙げるのが怖いという方は、健側で介助してあげましょう。

麻痺手を顔の前に持ってきます。腕の角度は床に対して90°よりやや挙げ気味にします。キープできますか?


寝てできないことは座ってできない。

なぜ座ってできないことが寝てできるのでしょうか?

それは、背中の筋肉を使ってないから。背中の筋肉を姿勢のためではなく、純粋に腕の運動のために使えるからなのです。


それでは、もう一つエクササイズをしてから、もう一度チャレンジしてみましょう。

  • 仰向け、麻痺手の肘を90°に曲げ、手のひらはお腹の上に置きます
  • 肘の角度はそのままで、手をお腹から離します(外旋運動)
  • またお腹に戻します(内旋運動)

どうですか?うまくいきますか?そんなのできるよと余裕な方は、変なところに力が入っていないか確認しながら丁寧にゆっくり行ってみてください。首の付け根や胸を張ったりしていませんか?


今のエクササイズを10~20回ほど行ってから、もう一度顔の前まで腕を挙げていきましょう。

どうでしょうか?さっきより腕が挙がりやすいと感じた方は、腕の回旋筋がうまく働かないことで、腕が挙がりにくかったことが分かります。

仰向けで寝て行うこのエクササイズが鼻歌まじりでできるようになったら、次はいよいよ座ってチャレンジです。座った状態でも一緒です。

まず通常通り挙げてみます。そこから外旋内旋運動を行い、再度腕を挙げてみる。


そんなに焦ることはないので、コツコツやってください。

発病から長い人で、ある程度できてしまう人ほど、余計な力が入っていることに気づきにくく、やる意味も軽視してしまうことでしょう。

腕の内旋、外旋。

健側の腕の運動をよく考えると、挙げたり下げたりするよりよっぽど外旋、内旋しているのですよ。


焦らずやっていきましょう!